歯列矯正失敗九州大学
顎関節症歯根鈍痛噛めない名医
by Norman Yamazaki, DDS. (Profile)
Sammary: ドイツ留学中に歯がおかしくなり、地元のドクターの治療を受けたところ、日本の九州大学病院歯科部門矯正歯科で受けた歯列矯正治療の問題を指摘されたものの、どうして良いのかわからず、そうこうしているうちに歯はどんどん悪くなり、そのたびにNO GOODな虫歯治療、根管治療の治療が続き、人生が狂いそうになった時、G.V. BLACK DENTAL OFFICEに出会って、修復治療、歯列矯正治療受け、復活し今は3人の子供にも恵まれて元気に暮らしている福岡県在住ウタ・パーカスバーグの記録。
August 15, 2001
靖国の日 ウタ・パーカスバーグ登場
今日の一番はウタ・パーカスバーグでした。初診です。
自己紹介です。
*****
POD代表吉澤カオリ様
遅くなりましたが答えが仕上がりましたのでお送りいたします。
1. 氏名:
ウタ・パーカスバーグ
2. 住所:
ドイツ
4. 職業:
大学院生
7.年齢:
20代後半
8. 主訴:
(1) 顎関節の開閉時の雑音、痛み…特に右側の耳たぶの手前、下、後ろ、右下のリンパ腺
(2) 歯痛および疲労時の歯根の鈍痛…硬いものが噛めない、#12、#14、#19、#20、#30
(3) 虫歯…#2、#3、#7−10、#12、#14、#15、#18−21、#29−31
(4) 歯の着色
(5) 口臭・噛み合せの悪さによる不快感 #24、#25の上部磨耗
(6) 下顎の後退 #27と#29の間に隙間、就寝時の緊張、食いしばり
9. いままで受けてきた治療:
(1) 乳歯…いわゆる「鉄漿」
(2) 小、中、高校時代(1980−1993)…K山歯科医院に通う。
反対交合強制のため6歳からチンキャップ装着。
記憶が定かでないが、一年間は終日、その後一年間は夜だけの装着。
奥歯の虫歯治療も行われる。
14歳のころ、#13が内側に倒れているため下に当る不快感を訴えると、「要らないから」と抜歯される。
15歳になって、下顎が後退した横顔が気になり、母親とチンキャップが原因ではないかとたずねに行くと、「そんなことはない」と怒鳴られる。
以来、この医院に通うのを止める。
虫歯治療にはその都度市内の歯科を転々としたと思う。
いつどこへいったか記憶にない。
(3) 大学時代(1993−1998)…18歳、入学してからクラシックギターを始める。
フレットを覗くためか左側に極端に倒れこむ姿勢を友人から指摘される。
20歳の頃、#13を抜いた左上の歯が他の部分と比べ狭まっているのに気づき、帰省した際母親の進めで日本赤十字病院の矯正科へ相談に行く。
「左上の隙間はもう閉じているからこれから歯が変化することはない。
矯正にはお金がかかる。
頬杖とうつ伏せ寝をやめなさい」と指示を受け、そのまま帰る。
21歳、ギターを弾く際左の腰に激痛があり、大学近くの神戸整形外科に行く。
背骨の関節炎と診断され、痛みが治まるまで温熱治療に通う。
大学三年の12月でギターをやめる。
(4) ミュンヘン大学留学時代(1996.8−1997.9)…大学四年の夏から一年間、交換留学生としてドイツへ。
渡航前に右下にうっすらと頭を覗かせた親不知が気になり、大学近くのC鳥橋病院歯科診療所へ行く。
レントゲンの結果、下顎左右の歯茎に埋まったまま横に生えた親不知が見つかる。
「放っておいて大丈夫」といわれそのまま帰る。
しかし渡航後の1997年1月、プールで泳いだ後に右下の親不知付近の歯茎が炎症を起こし、友人の紹介で歯科医Dr.Christian Fuchsのところへ行く。
「このまま放っておくと、横に生えた親不知が他の歯を押しては並びが崩れる」と言われ、炎症が治まった二月に右下、ついで左下の埋状抜歯。
「歯の根が曲がっていたので、難しかったよ」と、長時間に渡った手術の説明を受け、その後のケアの書いた用紙をもらって帰る。
傷の治りを待って、抜糸。
帰国後、母親に「また歯並びが崩れた」といわれるが、卒業論文で忙しくそのままやり過ごす。
左上の前歯と左下の前歯がぶつかり、ものが噛み切れなくなったため、結婚後の矯正を決意。
結納後、イエローページで相談にのってくれる矯正科が家の近くにないか探す。
福岡市のS小児・矯正歯科で噛み合わせを診てもらったところ、
「左上の小臼歯を抜いたあとを塞ぐように奥の二本が前にずれて、左の上下がかみ合うようになった結果、前歯がぶつかり右側の奥歯は全く触れ合わない状態になっている」
と指摘され、九州大生であることを告げると
「学生なら安くなるかもよ」
と九州大学歯学部付属病院矯正科(九州大学 口腔保健推進学講座咬合再建制御学分野)の中島昭彦教授に紹介状を書いてくれる。
事前に結婚後留学の可能性があることを手紙で相談し、初診。
そのときは問診と、治療方法の一般的な説明を受ける。
「外科手術をして顎を出せば保険が利くが、時間もかかる。
あなたの場合はそこまでひどくないから、手術しなくても矯正できる。」
といわれ、2000年秋からのドイツ行きの可能性をふまえて早く終わる方法をお願いする。
(5) 1999年の動き…九州大歯科で1月にレントゲン検査、3月4日に教授診断。
左側はかみ合っているということで抜歯せず、右の小臼歯を上下一本ずつと、右上の親不知を抜いてから矯正に入ることになる(担当医:曽麗紅―)。
数日後親不知#1をS小児・矯正歯科で抜歯。
妊娠の予兆を感じたため鎮痛剤を飲まずに我慢し、尿検査したところ陽性の結果が出る。
抜糸のためにS歯科を訪れた際妊娠を告げると、
「安定期に入るまで小臼歯の抜歯は控えたほうがいい」
との判断で、二ヵ月待った後に小臼歯#4、#28を抜歯する。
6月に九州大歯科へ。
ブラケット装着に必要な隙間を作るため、大臼歯の間にゴムを挟み込むが、その晩#29、#30が猛烈に痛む。
鎮痛剤が使えないため翌日さかぐち歯科で挟まっていたゴムをはずしてもらい、痛みは治まる。
そこで#30のクラウンに異常がないか訊ねると、
「もし異常があればレントゲン審査のときに指摘があるはず。痛みは#28の抜歯の後が落ち着いてなかったことが原因だろう」
との答え。
日を改めて、さかぐち歯科で虫歯のあった#15と#29をレジンで治療後、九州大でのブラケットボンディング。
以後4週間おきの調整に入る。(出産のため11,12月は中断)
(6) 2000年の動き…夫がドイツ学術交流会留学生として7月30日にドイツへ先に出発。
私のブラケットが外れるのと、娘が一歳の誕生日を迎えるのを待って、私達は12月よりドイツ滞在することに。
博多から、嫁ぎ先である佐賀市へ引越。
実家のある博多市と佐賀市を行ったり来たりする生活になる。
月に一度、博多まで調整に通う。
その間、#29のレジンが取れていることに気づき、実家に帰っている間に歩いて20分ほどのところにあるT丸歯科へ通い、金属充填の処置を受ける。
10月30日、ブラケットを外す。
上顎は取り外し式、下顎は#22−27の裏側に固定式のリテーナーを着ける。
本当は三ヶ月に一度の調整が必要だが、ドイツに行く事情をくんで、半年に一度の調整にしてもらう。
11月、12月にリテーナーの調整。
歯の表面を研磨してもらったところ#10のレジンが壊れ、またT丸歯科へ。
#7−10のレジン充填のあと、#12にも虫歯があると指摘されそのまま治療。
ドイツ出発直前までT丸歯科に通う。
(7) 2001年の動き…#27と#29の間が少しずつ開き始める。#30のクラウンがどうにも気持ちが悪い。
顎関節の痛みが顕著になり、ドイツの健康保険証が出来上がるのを待って、2月23日、近くの歯科医Dr. Carola Kernerを訪ねる。
28日、PROPHYLAXEの際クラウンが壊れているのがわかり次の予約を取る。
3月12日、クラウンは簡単に外れ、内部は水爆状態に。
神経を取ることになる。
このころ「ほんとうの治療」HPを初めてみる。
3月21日、神経の処置の際ファイルが折れて内部に留まる。
いずれにしても根の先端の病巣が大きいという説明で、そのまま口腔外科医Dr. Dieter Neumannのところへ移動し、歯茎を頬側から開いて炎症を起こした歯根の先端を歯槽骨ごと取り除く手術を受ける。
術後の注意を口頭と文書でもらい、一週間後に抜糸、そのまた一週間後に傷の経過を見て、そこでの治療は完了。
骨が再び出来上がるまで半年ほどクラウンは待つように指示を受ける。
炎症の再発があるか質問すると、
「ごく稀に、手術の段階で確認できなかった炎症の取り残しから再発することがあるが、時間が経たないとわからない」
との説明がある。
4月9日、#30との接点に発生していた虫歯をレジンで修復。
以前から予約を入れていた矯正科Dr. Gerald Thiemのところへ日本で作ったリテーナーが緩んだのを主訴にいくが、そこで九大での矯正がでたらめであったことを指摘される。
曰く
「あなたの場合、顎が大きく後退しているのに、上の前歯が内側に倒れて、下の前歯が手前に倒れているので一見問題ないように見えるが、かみ合わせのバランスがめちゃくちゃだ。
顎を前に出す手術をして矯正をやり直さないと、歯並びはやがて崩れる。
現に、#27と#29の間に隙間ができている。
#28を抜いたのなら#30までリテーナーをつけるべきだ。
それにこのリテーナーの位置は低すぎる、これでは虫歯ができてしまう。
ほら歯石がたまっているでしょう…」
歯石はその場で取り除かれ、リテーナーの隙間につかうスペシャルフロスを買うよう進められ、その日は帰る。
翌々日、#30の真上にある#3が下へ下がってきているのに気づいて慌ててDr. Kernerのところへ行き相談。
いままで付いていたクラウンを一時的にセメントでつけて、#3がもとの高さに戻るようにする。
かみ合わせが急に高くなって頭痛と肩こりがひどく、翌々日にクラウンを削って低くしてもらう。
「#27と#29の隙間を閉じないと、今後骨が回復しても新しいクラウンをつけられない」といわれ、再び矯正科を訪れ治療計画書を作ってもらうよう頼む。
「ちゃんと歯医者に本当のことを主張しなきゃだめだよ。民主主義なんだから…」
と言われながらも、とりあえず矯正の予約を取る。
(8) 日本一時帰国(5・22−6.9)…帰国が一週間後に迫った5月14日、#19と#20の間を磨いているときに激痛があり、また歯医者へ。
ブラケットをつけていたためか、金属と歯の間に隙間ができている。
ゴールドは間に合わないのでレジン充填。
16日、今度は12月に治療したばかりの#12に痒いような刺激があるが、レントゲンでわかったのはそのとなりの#14の虫歯で、そこもレジン。
いよいよドイツを明日出発という21日、どうしても#12が痛くて歯医者へ。
ゴールドを取ると内部で虫歯が進行しており、神経を刺激していた。
スポットに薬でしっかり蓋をして、レジン充填。
緊急だったので仕方なかったが、本来プラスチックは奥歯に適さないので、いずれ金属でやり直すようにとの指示を受ける。
さすがに日本歯科治療のレベルの低さに驚いていた。
痛みでほとんど眠られないまま一人で娘を連れて帰国の途につく。
24日、「ほんとうの治療」の代金を郵便振替した後、九大歯科へ行き中島教授に手術したことを説明する。
「じゃあ手術の後が痛くなくなったら、そうですねあなたが帰国なさった後にでもそこの隙間を閉じましょうね。
リテーナーのボンドが外れるかもしれないからそのときは…云々」
矯正のためにクラウンが壊れたといったような説明は何一つなく、診療を終える。
宇佐に帰って週末を過ごし、翌週は実家へ。
旅の疲れが出たのか、今度は左上の奥歯が痛み出す。
もうT丸歯科には行かないと決めていたので、今度は歩いて10分のS戸グリーン歯科へ。
レントゲンの結果、#14の根が痛んでいることがわかる。
しばらく様子を見るが、やはり痛みは治まらず結局6月2日午前中、神経を取る。
午後は車で一時間の宇佐へ移動。
「ほんとうの治療」が届く。
日曜の夜また実家へ戻り、それから帰国まで毎日治療に通う。
8020推進運動日本のイケナイ歯医者さんのえんどを、虫歯予防週間に身をもって体験する。
10. 現在の健康状態:
不良…顎関節症の不定愁訴と思われる頭痛、肩こり、腰の痛み、倦怠感。
ちょっとした外出や日常の家事、育児でもすぐに疲れて横になる。
慢性的な歯の痛みに加え、今度はいつ、どこが痛くなるのだろうという思いで精神的に追い詰められる。
鎮痛剤の接種には強い拒否感を示す。
12. 持病:
なし
13.あなたは喫煙者ですか?:
非喫煙者
15. 治療日:
初診にあわせて帰国します。
16. 「ほんとうの治療」を読んでの感想:
動揺しました。
このままでは、私にも、日本にも、明るい将来はない、やがて滅びる、大変だ…愕然としました。
「ほんとうの治療」掲示板は、時々見ていました。
そこでよく見られる「感動しました、これからもがんばってください、わたしもいつか会員の方とであえるといいな」といったのんきな感想を、私はとても持つことはできませんでした。
一刻一秒を争う問題なのです。
折りしも日本は虫歯予防週間、「歯医者さんへ通いましょう」と8020日本のイケナイ歯医者さんの手下達が、無邪気な子供達を助ける振りをして破滅に追いやっているのをみて、私達は国から殺される、と本気で思いました。
私が漠然と抱いていた疑問や不安がこの本によって突然現前し、立ちはだかったのです。
ここに書かれている問題の根は非常に深い、著者であるノーマン先生はそれを十分に承知していらっしゃる。
ですから先生と、POD代表である吉澤様に、やむにやまれず稚拙な論文を送りました。
多くの人たちは、この悲劇に気づいていません。
気づこうとしません。
傷つきたくないからです。
啓蒙されていないからです。
たしかに戦後日本は復興を遂げました。
世界中の人がソニーやパナソニックのビデオカメラを携え、どこの病院でも住友3Mの商品が揃い、そして言います。
「日本のような美しい国が崩壊していくのはとても残念ですね」と。
子供らしい、自分本位な凶悪犯罪は後を絶ちません。
国債は増える一方。
失業者は増える一方。
個人への負担も増える一方。
精神障害者を隔離しようとする自民党の政策は、まるでふじかずのクラウンです。
それなのに国民はまだ動かない。
知らない振りをしてお買い物に行って沢山の商品に満足してお家へ買える。
日本は豊かだ、私達は幸せだ…。
そこへ突然こぶしを振り上げて
「歯医者へ行くな、国は私達を不幸にしている」
と叫んだところで、病院に入れられるだけです。
急がねば、しかし慎重に、賢明に行動しなければなりません。
小学校が、心も体も破壊される第一歩の手助けをしているのです。
この本を読んで、事の重大さに気づいている人はまだそう多くないのかもしれません。
しかしこの本は世に出ました。
動き始めたのです。
日本の遅れは20年どころではありません。
ドイツで15年くらいでしょうか。
日本人の精神は、100年前、漱石が嘆いたそれと変わっていません。
だから大変なことなのです。
ここに書かれている事が日本で実践されるまで、必死の努力をしてあと50年かかると思います。
でも夢ではありません。
健康になって少しでもお手伝いできたら、わたしはこれまでのどんな苦痛にも感謝をささげたいと思います。
長くなってしまいました。
デジカメで撮った歯の写真も添付しようかと思いましたが、これだけで十分重いメールになったので、今回は見合わせます。
もし写真が必要であればお送りいたしますのでまたご連絡ください。
ちなみにドイツの矯正科での治療はもう断りました。
もしご紹介していただけることになりましたら、大学は辞めて治療に専念するつもりです。
本の感想は、章毎に具体的にお伝えすることも考えましたが、今回はエッセンスだけにしました。
それでは、ご検討の程心よりお願い申し上げます。
ウタ・パーカスバーグ
*****
Norman Yamazaki, DDS. says:
ウタ・パーカスバーグの話を聞いていると背筋が寒くなるようなNO GOODな治療の連続ですが、それが果たして事実なのか?単なる誇張なのか?実際に歯を見るとわかります。
上の歯です↓。
#14にテンポラリーがあります。
#10は文字どおり穴があいています。
歯は全てに渡り汚れて、ホケンのパラはマージンが腐食し、内部では虫歯の大爆発が確実となっています。
下の歯です↓。
前歯を繋いでいるワイヤーは歯並びを悪くさせない筈のものですが、もともと歯並びがわるかったのか悪いままにスーパーボンドで接着されています。
しかもワイヤーをどこまでボンディングしなければならないか?という基本的なことも知らないので、いきなりスペースができています。
リテイナーの作り方もNO GOODらしく歯ぐきは腫れ上がっています。
奥歯のおき楽レジンはたいしたものです。
上の歯同様、歯は汚れており、何故いままで綺麗にする歯医者がいなかったのか?という疑問がわいてきます。
日本の日本のイケナイ歯医者さんを馬鹿にしたドイツの歯医者の言っていることは100%正しかったのですが、やっていることは結局は日本のイケナイ歯医者さんであり、批判をしたからといって良い治療をしたわけではなかったのです。
右上です↓。
左上です↓。
左下です↓。
右下です↓。
拡大すればするほどNO GOODな治療の様子が明確になってきます。
#30はNO GOODな根尖端手術をされており、G.V. BLACK DENTAL OFFICEでは抜歯の対象になります。
それは予後に不確定な要素しかなく、いつかは痛くなって抜くことになる歯だからです。
そのいつかというのは早くて来年、もって5年、という感じです。
正面です↓。
完全にコントロールを失っている失敗した矯正の姿です。
汚れまくっている歯の中に、ひときは汚れているレジンも無惨です。
Prophy後の正面です↓。
歯が綺麗になり、無惨なレジンも目立たなくなりました。
ウタ・パーカスバーグはこれからG.V. BLACK DENTAL OFFICEにおいて、日本のイケナイ歯医者さんの治療に別れを告げて、復活を遂げることになりますが、その道のりは平坦ではありません。
がんばるように。
Welcome to G.V. BLACK DENTAL OFFICE.
Norman Yamazaki, DDS.
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