Top > ちゃんと・ちゃんと(体験記) > エピソード10

楽な道を選んではいけません!

「中村さ〜ん、どうぞぉ」

とっても可愛い、

助手の女性スタッフに促され、

診察室へと入ります。

イスに座ると、スタッフの方は、

やさしく膝掛けとエプロンをかけてくれます。

そうするうちに、

「やあ、中村さん。こんにちわ」

山崎先生の登場であります。

「今日は#○のレジンをやります。

はい、じゃあ口を開けてください…。

う〜ん、なるほどねぇ。

うむ…。ぶつぶつぶつぶつ……。

うんうん、いいですね。

それじゃ麻酔しますよ。

力抜いてリラックスしてください。

はーい」

山崎先生は、まず、

これからする治療について話されると、

なにやらぶつぶつとつぶやきながら

口の中をひと通り観察されます。

前回やった治療の経過とかを含めた、

歯の状態をチェック

されてるのだとおもいます。

それが終わってから、麻酔となるわけです。

麻酔、いやっすよね。

チクリとくるあの感覚がねぇ…。

麻酔が効いてくると、

ラバーダムを準備され、

歯に装着してくださいます。

ラバーダムとは、

前回も書きましたが、

歯の部分だけが外に露出するよう

口の中をカバーする

ゴム製のシートのことです。

ラバーダムを外れないように

固定する金具を歯にはめるのですが、

これがまた、はめるとき

ちょっぴり痛かったりします。

でも、大切なことですから、

ガマン、ガマン。

ラバーダムを装着し終わると、

口が常時開いた状態を保てるように

バイトブロックという

ゴム製のブロックを噛まされます。

これはですね、

トムがジェリーをパクリと

食べようと口を大きく開けた瞬間に、

ジェリーが食べられてなるものかと

トムの口につっかい棒を

挟むじゃないですか。

あのつっかい棒のように、

口が閉じないようにする役目を

果たしてくれるものなのです。

つっかい棒じゃ、

された方は痛いですし、

邪魔で治療もしづらいですから、

ゴムのブロックを治療しない側の

奥歯に挟み込むわけです。

これで、患者は比較的ラクに

口を開けておくことができます。

長い治療ですと、

2時間を超えることもありますから、

これがないと、

ずっと口を開け続けておくことは

不可能だろうとおもいますね。

私は、GVBDOに

お世話になるまで、

ラバーダムもバイトブロックも

一度も見たこと

ありませんでした。

みなさんはいかがでしょうか。

治療中は、

水や削ったものが飛び散っても

顔にかからないように、

タオルを顔にかけていただきます。

このタオルは、まぶしい光から

目を守るのにも役立っています。

「痛かったら教えてくださいよぉ」

と、山崎先生。

治療中は山崎先生に

お任せするのみであります。

ウイ〜ン、ウイ〜ン、ウイ〜ン、

ガリガリガリ…。

悟りを開くがごとく、心を無にして

「はやく終わってくれ〜っ」

とひたすら祈りを捧げる中村であります

(ぜんぜん無になっとらんじゃないか!)。

「中村さん、ちょっと見てください」

山崎先生は、治療の途中でタオルを外し、

手鏡を持って治療してる歯の様子を

見せてくださいます。

「詰めてあったもの外して、

虫歯になってたところを取りました。

見てごらん」

こんな感じですかね。

なるほどなるほど。

削ったあとはこんなになってるんだ。

と、患者もちゃんと確認できるわけです。

ただ、バイトブロックをしてますから

「なるほどなるほど。

こんなになってるんですね。

いやはや、びっくり」

なんて喋れるわけじゃありません。

治療中に先生と意思の疎通をはかる姿は、

ジェスチャーゲームやってるように

みえるかもしれませんね。

でも、ボクの場合は典型的な

日本人ですしジェスチャー苦手なので、

なんとか喋ろうとしちゃうんですよね。

腹話術のできる人ならちゃんと

喋れるんだろうなぁ、

なんておもったりもしますが…。

でもですね、

無理に喋ろうとすると

むせたりすることもありますから、

やっぱり止めときましょう。

返事は、「えぇ」とか「はい」

くらいにしときましょう。

「へ〜ぇ!」とか「うわぁ!」も可です。

治療が済むと、

バイトブロックとラバーダムを外して、

きれいに口の中を洗浄して

いただきすべてが終了です。

スタッフの方にイスを起こしてもらい

エプロンを取ってもらうと、

ホッとした気分に戻れます。

麻酔が効いてるので

違和感はありますけれど、

生き返った心境ですね

(RCTの治療で、レントゲン室に

直行ということもあります)。

このあとは、

待合室で時間の許す限り

山崎先生がその日にした治療

についてお話ししてくださいます。

さて、今回の主役である

レジンの話しに移りましょう。

レジンというのは、

詰めたのが目立たない、

歯の色に近い素材です。

日本では、4色用意されているのが

一般的ですが、アメリカでは

20色ほどがスタンバっているそうです。

レジンは、石油の精製課程に

できる廃油から作られるのだそうです。

ガラスの破片などを入れて

固くしてあるんだとか。

レジンは、外から見えやすい、

前歯のおもて面に用いる材料だそうです。

歯にかかる負担が低い場所で

見栄えをよくするために

使う材料ということですね。

レジンはとても操作性が難しいそうです。

レジンと歯の間には

隙間ができやすいのだそうです。

「太い板をボルトとナットで

とめて太陽に透かしてみると、

頑丈には止められますが

板と板の間から光が

透けて見えてしまうでしょう。

レジンはそんなつき方をするんです。

最近は、

進歩して封鎖性も

改良されてきました。

だから、ぴったりくっつくこともあります。

でも、レジンは柔らかい材料なので、

力が加わると歪みができて

透き間が空いてきてしまいます。

その隙間に、

唾液の中の細菌が入り込んで、

虫歯になってしまう可能性が高いので、

奥歯に使ってはいけません」

日本では、よく奥歯にも

用いられているそうですが、

それは間違った方法で

やってはいけないそうです。

「レジンは、操作性は難しいけど

削って貼りつければいいだけなので、

やろうとおもえばいくらでも

安易にやれるんです。

それに、アマルガムより

保険の点数が高いから、

日本の歯医者はレジンを

たくさん使いたがるんですよ」

なんと、なんと。

この、レジンを奥歯に使っては

いけないという理由は、

もう一度、アマルガムの回に

詳しく説明したいとおもいますので、

それまでしばらくお待ちください。

「日本の場合だと、

削って詰めてライト当てて

固めて終わりなんですよ。

でも、アメリカでは、

固めたあと研磨したり

カッターなどで仕上げをします。

時間もアマルガムの2倍はかかるんです」

とのこと。

「ラバーダムするのに5分。

虫歯の治療に30分。

レジン詰めるのに10分。

仕上げに20分。

一番はやくやってもこのくらいかかります。

だから、日本の5分で終わる治療は、

私には何をやってるんだかわかりません」

山崎先生は、そう言っておられます。

おっと、大事なことを忘れてました。

ラバーダムのことです。

「どんな虫歯治療でもそうなんだけど、

ラバーダムをしないと失敗します。

レジンの場合、操作性が難しいだけに

なおさらです。

水気が少しでも歯についていたら、

歯とレジンの間に

隙間を造ってつきにくくなるし、

唾液がついていたら

細菌を閉じこめることになるので、

虫歯になってしまいます。

ここ(GVBDO)に来た患者さんで、

レジンを外してみて

虫歯になっていなかった人は、

いまのところいません。

ラバーダムなしにレジンを

されてるんだから、

悪くなるのは当たり前なんです」

やはり、ラバーダムって重要なんですね。

日本の歯医者さんたちも、

しっかり考えていただきたいとおもいます。

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